GOOGLE CLOUD データ基盤コース

S3からBigLakeまで — 取り込み層を一本の流れでつかむ

AWS上のデータを Google Cloud に運び、分析できる Bronze 層に変えるまでを、保存形式・イベント・クエリの責務に分けて追います。

TL;DR

  1. Storage Transfer Service は S3→GCS の転送担当。後段の整形はしない。
  2. Cloud Run functions は到着イベントを受け、Hive パーティションへ配置を変える。
  3. BigLake 外部テーブルは、GCSのParquetを複製せずBigQueryの入口として扱う。

01取り込みの境界

S3・転送・GCSは「運ぶ」責務。分析用の意味付けはまだしない。

GCPデータ基盤の全体像の取り込みの境界図
S3のParquet → Storage Transfer Service → GCS raw バケット。オンデマンドで全量確認し、定期ジョブで差分を転送する。

S3のParquet → Storage Transfer Service → GCS raw バケット。オンデマンドで全量確認し、定期ジョブで差分を転送する。

02Hiveパーティションへの変換

到着したファイルを、分析エンジンが絞り込める配置にする。

GCPデータ基盤の全体像のHiveパーティションへの変換図
Eventarc が GCS の到着を検知し、Cloud Run functions が orders/2025/12/31 を orders/dt=2025-12-31 に変換する。

Eventarc が GCS の到着を検知し、Cloud Run functions が orders/2025/12/31 を orders/dt=2025-12-31 に変換する。

要点:到着したファイルを、分析エンジンが絞り込める配置にする。

03Bronzeで読む

GCSのファイルを保管したまま、BigQuery側で入口を作る。

GCPデータ基盤の全体像のBronzeで読む図
Parquet はファイルの中身、Hive パーティションは置き方。BigLake 外部テーブルはこの二つを前提に、後段dbtが読む Bronze 層を提供する。

Parquet はファイルの中身、Hive パーティションは置き方。BigLake 外部テーブルはこの二つを前提に、後段dbtが読む Bronze 層を提供する。

結論

  1. 転送、変換、分析入口を一つの処理に混ぜない。
  2. Hive形式はクエリ対象のフォルダだけを読むための契約。
  3. BigLakeはデータを移す機能ではなく、GCS上のデータをガバナンス付きで読む入口。